そしてバスは新緑の山々に囲まれた富弘美術館へ。
星野富弘さんは中学校の教諭になられますが、クラブ活動の指導中に首から落下。頸髄を損傷し、首から下の運動機能を失いますが、口に筆をくわえて詩を書き、絵を描き始めます。館内では水彩の詩画を通して生命の尊さ、優しさを語り続ける星野さんの珠玉の作品が一同に公開されています。
皆様には、まず星野富弘さんご本人が半生を語ったビデオをご覧いただきました。ビデオの中で星野さんの結婚式のシーンや、バラを描くシーンがありましたが、そこで使われていたバラは実は横堀さんのバラなのだそう。横堀さんの義理のお姉様を通じて星野さんと奥様が出会われたことから、お付き合いが始まったそうです。
それぞれ美術館内を鑑賞いただいた後は、二瓶デザイナーのデモンストレーションの始まりです。
ドイツ研修で得た経験を生かし、ドイツのフローリストのトレンドと、生け花の手法をミックスし、独自のアレンジメントを作り上げていきます。横堀バラ園さんの自然味溢れるバラと、星野富弘さんの生命の強さを感じられる絵画からインスピレーションを得てデザインを描いた、と二瓶デザイナー。
1点目は富弘美術館にも生えているドウダンツツジをメインにした、スケールの大きなオブジェです。
「ドイツではオアシスを使わずに仕上げることが多い」と話す二瓶デザイナー。横堀さんのお庭からいただいてきたドウダンツツジの大振りの枝をワイヤーで固定し、その枝に挟み込むように黄色いカラーやケイトウを添えていきます。雄大な自然に囲まれた美術館をナチュラルに演出した作品ができあがりました。
2点目は「5月の新緑に風が抜けるようなイメージ」と、デザインされたアレンジメント。クレマチスをはじめ、バラや千日紅、ネリネなどをランダムにクロスさせ、動きを付けていきます。
「最終的には、花たちのもつキャラクターを生かすこと」と話す二瓶デザイナー。
それぞれが持つ質感や色合い、そして咲き始めから散るまでの時間の経過も計算しながら、最も美しく見えるように花々をあしらっていきます。海外トレンドのエッセンスを加えた作品は、お客様を魅了していました。
最後は、枝を組み合わせて作った「クランツ」を用いたゴージャスなブーケと、横堀さんのバラをふんだんに使い、横堀さんのハウスに生えていたベゴニアを添えた、可憐なブーケ。
作り上げた2点のブーケは、見事ジャンケンに勝ち残った参加者にプレゼント。「30年来の日比谷花壇ファンです!」と話すお客様は、満面の笑みでブーケを受け取りました。
お客様皆さんへのお土産は、宝石箱に入った小さな赤いプリザーブドアレンジと、バラ園で一番人気だった「ジャンヌダルク」、そして二瓶デザイナー手作りのボールペン。このボールペンは群馬の特産である「きゅうり」をモチーフにした二瓶デザイナーならではのユニークな作品でした。
全ての行程を終え、帰路に着いたバスの中はお土産のバラの甘い香りに包まれ、皆様の頬もうっとりとバラ色に染まっていました。
「本当に盛り沢山の一日だったわ。」と、皆さん満足そう。二瓶デザイナーと横堀さんの人柄に触れ、すっかりファンになった!とおっしゃってくださるお客様も。
どっぷりとバラの魅力に浸かった楽しい一日になりました。今日の疲れは、横堀バラ園で摘んだバラを浮かべたバラ風呂で癒してくださいね・・・♪
ロマンの会WEBページでは、引き続きこのツアー参加者の皆様から寄せられたツアーレポートを順次発表していきます。どうぞお楽しみに!
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