HIBIYA-KADAN 日比谷花壇

3月 白雪姫

3月 白雪姫
額縁から向こう側へと立体的に続く情景は、窓際で針仕事をしながら白雪姫の誕生を心待ちにしている王妃(実母)の目線。物語の冒頭を飾る重要なワンシーンです。やがて母は息を引き取ってしまいますが、白雪姫が7歳の時に連れていかれたほの暗い森、その先に待っている幸せが、草花の濃淡や光の暗明によって豊かに表現されています。また、チューリップなど季節の花々が春の訪れを連想させてくれる点もこのデザインを印象づけています。
福田 稔 Minoru Fukuda
福田 稔 Minoru Fukuda
フラワーコーディネーター
地元・大分のフラワーショップ勤務を経て、日比谷花壇へ。入社後はブライダルやバンケットを担当。お客様が抱くイメージを具現化していくことに歓びを感じながら、ホテル店やゲストハウスを舞台に多彩な空間演出を手掛けています。
-使用花材-
チューリップ、ゼンマイ、クリスマスローズ、リンゴ、スカビオサ、アイビー、フェイジョア、ローズマリー 他

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