連載コラム「季節を彩る花物語」

季節に合わせた花や緑の楽しみ方を紹介する、日比谷花壇の連載コラム「季節を彩る花物語」。
お家の中で花や緑を気軽に楽しむヒントを紹介したり、時には公園や路地裏に咲く花々を紹介してみたり、花や緑にまつわる歴史的な出来事から、海外での花の楽しみ方・贈り方まで、季節を感じ楽しめる花と緑の情報満載でお届けしていきます。
*このコラムは、中日新聞・東京新聞の隔週月曜夕刊で2009年1月から連載しています。

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 第39回  敬老の日 〜「感謝」の想いをお花に込めて〜

バラやトルコキキョウなどに、ビバーナムコンパクターをあわせた秋らしいアレンジメント

バラやトルコキキョウなどに、ビバーナムコンパクターをあわせた秋らしいアレンジメント

まだまだ猛暑が続いていますが、お店には秋の花や実ものがたくさん並び、秋色になりつつあります。今回は秋の始まりの最初のギフト、敬老の日の贈り物についてお話しします。

敬老の日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」という趣旨で「母の日」や「父の日」と違い国民の祝日となっています。元は、9月15日だったのですが、ハッピーマンデー制度の導入により9月の第3月曜日になっています。今年は20日です。

さて、敬老の日に贈るお花ですが、母の日のカーネーションように決まったお花はありません。この時期の旬なお花を贈ってみることをお勧めします。

秋の花は春と同じくらい種類がありますが、春のパステル系の色とは違ったシックで濃い色合いを中心に、実を付けた枝ものなどもたくさんあります。その中でも深い色合いが揃ったダリア、トルコキキョウ、ケイトウ、バラやアンティークカラーのカーネーション、そして野バラ、鈴バラ、ガマズミ、ビバーナムコンパクターなどの実ものと、お勧めはたくさんあります。赤、オレンジ、濃いピンク、紫などに実ものを組み合わせると季節感と華やかさがぐっとでてきます。

年を重ねても元気で生き生きとした大切なおじいちゃん、おばあちゃんに、シックで落ち着いた中にも艶やかさがある色合いの、秋を詰め合わせたアレンジメントを贈ってみてはいかがですか。そして赤は昔から魔除けの力があるといわれています。また、花言葉はダリア「感謝」ケイトウ「色あせない」バラ「愛情」などと、敬老の日をお祝いするのにふさわしいお花だと思います。

悲しいことに最近全国各地で所在不明の高齢者が相次いでいることが大きな社会問題となっていますが、おじいちゃん、おばあちゃんがいたからこそ自分が命を受け継いで今日存在しているということを忘れてはいけません。敬老の日に「感謝」の気持ちと「いつまでも元気で」という願いをお花に込めて長寿のお祝いをしましょう。

 

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 コラムニスト紹介

渡辺 潤
日比谷花壇  日比谷公園店  フラワーコンシェルジュ
「常にお客様の立場に立って、楽しいお買い物のひとときをお手伝いすること」をモットーに、 長い店舗経験によって培われた豊富な知識と技術を持つ花のスペシャリスト。 とりわけカラーコーディネートを得意とし、大胆で斬新な色彩感覚は秀逸。 あらゆるご要望にお応えし、すべてのお客様に最高のサービスを提供する、 日比谷公園店専属の花のコンシェルジュ。